News Archive

2004

▲UP5月27日

グールドとのベートーヴェン

グレン・グールドとのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番が、ARTISTOTIPIAというロシアのレーベルから再発売されます。

速報 - オペラハウス

この録音、以前国内ではKINGからも出ていましたし、それほど入手の難しいものだとも思えないのですが、オークションに出れば結構高値がつきますし、一昨年VIRTUOSO(残党?)から出たときにはすぐに売り切れたそうです。
さすがにリンクはまずいのでここには書きませんが、探せばこの録音がmp3で上がっているところもあります。

データベースに番号を追加しました。

▲UP5月25日

Classical Video Raritiesの新譜

先日Classical Video Raritiesの新譜が届きました。

20 Great Conductors.
Film containing rare b&w footage of Nikisch, Mascagni, Strauss,Toscanini, Walter, Abendroth, Stravinsky, Stokowski, Furtwangler, Knappertsbusch, Bohm, Konwitschny, Krips, Karajan, Solti, Kempe, Kubelik, Sawallisch, Maazel.
$25.00 Code : DVD 01159

面子にマスカーニとR・シュトラウスがいること、最後がマゼールであるところから、どうも以前観たような気がすると思っていたのですが、そりゃそうです。
中身はドリームライフから発売されている『世紀の指揮者21』の旧版である『世紀の指揮者20』でした。
間違えようがありません、タイトルが日本語ですから(w。
確かDVD化されたとき『21』になったのですが、今回のDVDは以前のLD版と同じ内容だと思います。
あったのかどうか知りませんが、どうやらVHSから起こされているようです。

カラヤンの映像では、当然ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団初来日時の《ドン・ファン》が収められていますが、上述のように正規盤も出ているので、今回のDVD番号は追加しません。

いやあ、大ハズレだった。
まあ、先方のサイトでタイトルを見たとき、すぐに気がつくべきだったのですが。
Classical Video Raritiesのカラヤン映像は早々と資源が枯渇したのか、徐々につまらなくなってきています。

▲UP5月18日

65年8月29日の《天地創造》

65年8月29日の《天地創造》の初正規契約盤であるDGの474 955-2を確認しました。

DGからのザルツブルグ音楽祭ドキュメントでのカラヤン音源は久しぶりです。
この録音は初出ではなく、いままでARKADIAやBEL CANTOといったレーベルからCD化されていました。
で、早速聴き較べですが、音質良好な方です。
私の手許にある既出盤はBEL CANTOのBEL6013。
当然、今回のDG盤の音質はこれより数段勝っています。
管弦楽の部分はどうしても限界といった感じではありますが、歌はとても瑞々しく感じられます。
合唱も良好。
ジャケット、解説、盤面といったいかなる場所にもOIBPの表記はありませんが、満足できます。
昨年の普門館ライヴのように、もろDGという音ではないのが嬉しいところです。
腹が立つのは観客の咳。
外人にはせめて静かな場面では必死に我慢するという意識がないのでしょうか。
思わず出てしまった、などという言い訳は絶対に通らない盛大な咳が諸処で聞こえます。

ところで、カラヤンはこの翌年から、スタジオ収録を開始しています。
この録音中にフリッツ・ヴンダーリヒが急逝したため、テノールがウェルナー・クレンに変わったのは有名な話で、ヴンダーリヒのファンはこの遺作となった録音を宝物のように愛しているのだそうです。
CD店サイトの紹介ページによると、カラヤンはこの演奏会で自信をつけて、スタジオ収録に踏み切ったのだそうです。
カラヤンの録音がたった半年前の演奏会をきっかけとして計画されるというようなことはちょっと考えづらいので、どちらかというとすでに計画されていたスタジオ収録のためのデモンストレーションという色合いが濃かったのかしら。

ジャケット画像、チェンバロ奏者、オルガン奏者、合唱指揮者を追加、タイミングを入れ替えました。
DISC-1に38:20、DISC-2に66:42なら、おまけに何か入れてくれれば良いのに。

追記:(5月19日)
いま頃になって国内盤がアナウンスされています。

ハイドン / Die Schopfung: Karajan / Vpo, Janowitz, Wunderlich, Borg, Prey, Etc (Salzburg)
HMV内)

7月21日発売予定。
忘れないうちに日本盤の番号をデータベースに追加しておきました。

ARCHIPELの新譜

ARCHIPELから新譜としてARPCD-0259というCDがアナウンスされています。

速報 - オペラハウス

ペルージャでのブルックナーは52年9月29日で良いとして、ベートーヴェンの《英雄》が53年9月28日というのはわかりません。
先方、もしくは卸業者のタイプ・ミスかな。
おそらくMAESTRI DEL SECOLO、WG、JOKERといった、この世でもっとも日づけの当てにならないレーベルから既出の、戦後初のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団指揮となった9月8日の演奏だと思うのですが、まずいことに私はこの音源を未入手のため、ARCHIPELのCDと比較することができません。

とりあえず、テ・デウムの方には番号を追加しました。

▲UP5月11日

Karajan Goldのプロモーション・ヴィデオ

われながらびっくりするほど気がつくのが遅いですが、DGのサイトでKarajan Goldのプロモーション・ヴィデオというのを観ることができます。

Karajan Gold

登録が2003年5月になっていますから、もう1年前です。
制作は10年以上前の1993年2月。

内容はベートーヴェン:交響曲第8番(UNITEL)がちらっと、カラヤン(1984年)やギュンター・ヘルマンスのインタヴィュー映像、75歳の誕生日記者会見の模様等です。

Entreeシリーズの《ロマンティック》

別の捜しものをしていて上記PVと併せて見つけたのが、Entreeシリーズでのブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》です。

BRUCKNER Symphonie No. 4 Karajan

廉価版シリーズなのでOIBPの可能性は低そうですが、詳細不明。

追記:(5月14日)
このシリーズで以前出たベートーヴェンの5・7番(デジタル)を見かけましたが、OIBPの表記はどこにもありませんでした。

▲UP5月10日

中国版DVDの10枚組

最近、eBayによくこんな商品が出ています。

私は正規の録音・映像作品の海賊盤には全く興味がないのですが、1枚だけドキュメンタリが眼に留まりました。
PAL、88分という表記で察しはつきましたが、念のため買ってみました。
上記リンク先はオークションのため、価格が一定しませんが、私が購入したときは、他の入札者なし、$19.99に日本への送料$7で、\3,000ほどでした。

2週間ほど経った昨日、現物が届きました。
VHSのケースを横に少し伸ばしたような箱に、エンヴロープに入ったDVDが10枚収められています。
ケース表にSONY CLASSICALのロゴが入っていますが、間違いなく違法盤です。
ケース裏の英文解説では、何故かホロヴィッツについて一生懸命書いています(w。

で、ドキュメンタリですが、やはり一昨年の『Herbert von Karajan 1908-1989 A Portrait』でした。
ARTHAUSのロゴがばっちり出ます。
せめてNTSCならまだしも、PALでは何の意味もありません。

他に収められているDVDも、何枚かとばしとばし観てみました。
私は何となく悔しく、LDからDVDに1枚も買い換えていないので、はっきりとはわかりませんが、画質は良好だと思います。
87年のニュー・イヤーズ・コンサートの盤を再生するとベートーヴェンの9番が始まったり、箱にも盤面にもドイツ・レクィエムとある実際の中身はチャイコフスキーの5番だったりしますが、収録曲にこだわらなければ(そんなことは無理ですがw)、充分視聴に堪えられます。
しかし正規作品の海賊盤は、いくら安いからとはいえ、絶対に購入をお勧めしません。

以上、中国版違法DVD10枚セットについてでした。
「おや、Kさん、このDVDは何でしょう?」等という明らかに人柱を期待する書き込みやメールが来る前に先手を打ってみました(w。

▲UP5月9日

URANIAの新譜

URANIAからカラヤンの新譜がアナウンスされているのですが、詳細がわかりません。

チャイコフスキー / Sym.5: Karajan / Turin Rai.so +r.strauss: Don Juan(Po)
HMV内)

どちらもトリノつながりで、おそらくチャイコフスキーは53年2月27日、《ドン・ファン》は54年10月31日だろうと思うのですが。

追記(5月11日):
やはり上記の既出音源です。

2004年6月マイナー・レーベル新譜(速報版)
CDショップ・カデンツァ内)

▲UP5月7日

20 Great Conductors

Classical Video Raritiesにまた新譜が追加されています。
まとめて出してくれれば良いのに。

20 Great Conductors.
Film containing rare b&w footage of Nikisch, Mascagni, Strauss,Toscanini, Walter, Abendroth, Stravinsky, Stokowski, Furtwangler, Knappertsbusch, Bohm, Konwitschny, Krips, Karajan, Solti, Kempe, Kubelik, Sawallisch, Maazel.
$25.00 Code : DVD 01159

何かこれ観たことある気がする。
もう注文してしまいましたが。

SACDベートーヴェン全集の分売

昨年発売されたSACDによる60年代のベートーヴェン交響曲全集が分売されます。
全集時からそれぞれの盤には連番が振られていましたが、それをそのまま継承するようです。
番号は以下の通り。

普通、売りやすい曲同士はケチくさくばらしてカップリングするものですが、最初から分売を予定していたとはいえ、全集の影響かきれいに番号順ですね。
5枚まとめて買っても国内価格1万円ほどのようですが、全集についていた9番のリハーサルはないようです。

まだカラヤン音源のアナウンスはありませんが、DGは近いうちにDVD-AUDIOをまとめて発売するようです。
SACDは売れていないのだろうか。

WOWOWの「カラヤン・コレクション」

WOWOWの「カラヤン・コレクション」というシリーズ、結構な意気込みで始まった割には、人気がなかったのか、極めて散発的で、しかも第3弾までしかなかったようですが、それを今月まとめて放送するそうです。
数年前に始まった当時はあった専用のページもいまはないようで、ひどく見づらい音楽番組一覧ページにリンクしておきます。

WOWOW MUSIC INDEX

まとめたのが以下。

カラヤン・コレクション Vol.1R・シュトラウス:《ドン・キホーテ》《英雄の生涯》13日(木)04:50〜番組表
カラヤン・コレクション Vol.2ブルックナー:交響曲第8番20日(木)04:50〜番組表
カラヤン・コレクション Vol.3モーツァルト:ディヴェルティメント第17番ブルックナー:交響曲第9番27日(木)04:00〜番組表

なるほど、眼のつけ所を間違えちゃったラインナップだったのですね(w。

▲UP5月4日

Others更新

Othersに3件追加しました。

ネクタイ・ピン
ネクタイ・ピン01

ネクタイ・ピン02

ネクタイ・ピン03

このサイトを始めてそろそろ3年、まさかトップ・ページをネクタイ・ピンの写真で飾ることになるとは夢にも思っていませんでした(w。

これは70年代の第3次ベートーヴェン全集国内盤発売時に、一部の店舗で特典として添付されたものです。
表には「EINE AUFNAHME AUS DER BERLINER PHILHARMONIE」、裏には「KARAJAN '77」とあります。
カラヤン/ベートーヴェン交響曲全集発売記念」と書かれたシールの貼ってあるケースに収められています。

最近のCD、とくに邦楽ポピュラーにはちょっと信じがたいような特典がついていて、CD店でそういう商品を見るたびに、面白い特典のついたカラヤンの新譜が出たらなぁ、とうらやましく思っていましたが、すでに25年以上前、こういう商品があったのですね。
このネクタイ・ピン欲しさに、当時高価だったLPの全集を買った人間はこの世界にただのひとりもいないと思いますが(w、販売促進用というより、高額なセットを買った人への、ささやかなお礼という気持ちが強かったのではないでしょうか。

このネクタイ・ピンはHerbert von Karajan dirigiert Anton BrucknerのConcolorさんにいただきました。
いつもありがとうございます。
また、全然うまく撮影できなかった私の替わりに写真を撮ってくれた同僚のS氏にも感謝します。

レリーフ


このサイトを始めてそろそろ3年、まさかトップ・ページをこれほど似ていないカラヤンの肖像で飾ることになるとは夢にも思っていませんでした(w。

これは粘土工房アートスさんで販売されている、壁掛けレリーフです。
芸術家の肖像レリーフ・シリーズのなかの1点。

見つけたその夜に注文したのですが、納期の2週間を過ぎても商品はおろか確認のメールさえ来ません。
問い合わせのメールを出してもやはり無反応。
ついに電話してみたところ、どうやら間違えてメールを捨ててしまったのだろうということで、あらためて注文したら、3日で届きました。
送料・消費税込みで\5,800。

本体、といえばいいのか、カラヤンは樹脂製でくすんだ金色に着色されています。
木製の額縁は横29cm・縦35cm。

最初先方のサイトで見つけたとき、似てないと思いましたが、届いた実物を見たらもっと似ていませんでした(w。
生え際の再現が難しいようです。
だから同じシリーズでも髪のないピカソの写真は結構良い感じに見えます。

似ていないことを除けば、額縁を含め、\5,800にしてはずいぶんしっかりした出来で、悪くない買いものだと思います。
似せることが難しいのなら、いっそのこと徹底的にデフォルメして、芸術的に仕上げた方が良いのに。
あるいは顔ではなく、指揮をしている全身とか。

万年筆とボールペン

最後はモンブランから2003年限定モデルとして発売された万年筆とボールペンです。

高価で買えません。
きちんとしたお店で買うと、万年筆とボールペン合わせて10万以上します。
もう少し商品としてわかりやすい画像を見つけてから掲載するつもりでしたが、どうしても良いものが見つからないので、諦めて公式サイトにある写真をそのまま縮小し、Othersに追加しました。

以上、Others追加の3点についてでした。
このサイトの主要内容はもちろんディスコグラフィーなのですが、私はこのOthersという、プラモデルまで飾ってあるページがわれながら好きで堪りません。
これからもご覧になっている方々を置き去りにして、おかしな方向へどんどん進んでゆきたいと思います(w。

▲UP5月3日

《舞踊の聖化》(78年1月28日)と《春の祭典》(78年8月31日)

PALEXAレーベルから発売されたCD、CD-0531を確認しました。
78年1月28日のベートーヴェン:交響曲第7番同年8月31日のストラヴィンスキー:《春の祭典》を収録した正規契約盤です。

ベートーヴェンは以前よりSARDANAやFKMからCD-R盤で発売されていましたが、今回が初正規です。
当然既出盤に較べて音質良好、第4楽章のものすごい残響にはちょっとびっくりします。

《春の祭典》は初出です。
疑り深い私は4日前のザルツブルグでの同曲とされるSARDANAのSACD-266と聞き比べましたが、違う演奏でした。
ルツェルン音楽祭のライヴで、78年、つまり亡くなる10年以上前の演奏ですが、カラヤンがこの曲を演奏会にかけたのは、その生涯でこのときが最後です。
こちらも音質良好。

ジャケットは春風そよぐ感じの水彩画風(w。
指揮棒が何故真っ赤なのかわかりません。
解説の最後にあるこのレーベルのカタログにはベームとヨッフムの、やはり手書き風の着色されていないジャケットが掲載されていて、こちらの方が良い感じですね。

LiveIndexは数日前に書き換え済みです。

最後に、カラヤンの場合ライヴ音源が正規で発売されるだけまし、という状況ではあるのですが、しかし演奏として多少衝発力に欠けるものとの組み合わせでもかまいませんから、できれば演奏会1日の丸ごとで発売して欲しいです。

ウォルトンの続報

EMIより発売がアナウンスされている初出のウォルトン:交響曲第1番(53年12月5日)について。
原盤はRAI保存のアセテートだそうです。

カラヤン 初出ウォルトン交響曲第1番!
アリアCD内)

これってARTで発売されるのでしょうか。


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