News Archive

2004

▲UP3月31日

ドリームライフのDVD

来月21日にドリームライフから発売予定のバッハの2曲について、サイトが更新されジャケット画像とサンプルの映像を観ることができるようになっています。

バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV.1048 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
ドリームライフ内)

metaのkeywordsからtitleへコピーしたときに、間違えてダブル・クォーテーションも一緒に持ってきてしまったようで、ページのタイトルが「バッバ」に見えますね(w。

サンプル動画はRealで、約1分。
これを見たら逆に売れ行きが落ちるのではないかと危惧するほどの高圧縮です。

▲UP3月26日

海外盤SONYのDVD新譜

不思議な発売間隔の海外盤SONYのDVDで、新譜2件がアナウンスされています。

速報 - オペラハウス

84年の全聖徒の日(《死と変容》、《メタモルフォーゼン》)、とドヴォルザークの8番です。

すでに国内盤が出ているので珍しくもありませんが、しかし国内盤と比べて安いなぁ。

なお、現在別件更新中のため、上記2種の番号はまだ追加していません。

▲UP3月20日

フィルハーモニー・ザール柿落としの「第九」

Disclosureから発売されたCD-R盤、DS 0052-2を確認しました。
63年10月15日のベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》です。

周辺事情について触れると、この演奏会は戦災で消し飛んだフィルハーモニー・ザール再建後の一連の柿落とし公演のなかの1回分にあたります。
前日の14日から翌日の16日までの3日間、同曲を演奏しており、とくにこの日は午前中にハイドンなどを演奏する別の演奏会もあったようです。
ラジオ放送の記録は15日分だけ、カラヤン・センターの記録にこの日の演奏の批評はたくさんあるのに、本来の意味での柿落としである前日分の演奏会についてはひとつしかないところを見ると、14日はサンキュー・コンサートの色合いが濃かったのかも知れません。

今回のディスク、音質良好です。
40年前の非正規ライヴ音源として、私には充分に満足できる音質でした。
ヒス・ノイズは盛大ですが、これはすぐ馴れます。
モノラルであることはいささかも気になりません。
というかジャケットやディスク盤面に「MONO」とありますが、本当にモノラルなのか疑わしいくらいです。
何かの間違いじゃないだろうな、これ。
左右のバランスを変えているのでしょうか。
もし63年のライヴならステレオということはちょっと考えられないのですが。

さらに気になるのは、ところどころ、まるで下手くそすぎる技師が複数のテイクをつないで1曲にしたかのごとく、ほんの一瞬の歪みがあることです。
瞬間的な音質の変化・左右チャンネルの乱れがあります。
演奏部分が欠落しているのではなく、カラヤンのこの曲の演奏にしては、部分部分で「間」の取り方がわずかにせっかち、という印象になります。

一応Liveに追加はしました。

最後にひとつ。
私はカラヤンのベートーヴェンの交響曲については、ほんのわずかな例外を除いて、軒並み遠慮したい口なのですが、今回の演奏はなかなか刺激的で、心に残りました。
残念なのは、このディスク、演奏終了後の拍手がカットされていることです。
おそらく「落ちてきた」としかいいようのないくらいの、万雷の拍手・声援だったと思うのですが。

▲UP3月19日

『LEGEND/ヘルベルト・フォン・カラヤン』

EMIからLEGENDというシリーズがアナウンスされています。
そのなかのひとつに、カラヤンがあります。
何か不思議な商品です。

速報 - オペラハウス

よくあるベスト盤にDVDが付属、というのはわかるのですが、昨年発売されたパリ管弦楽団との幻想交響曲から、たった第4楽章のみ収録というのは、どういうことでしょう。
いままで1度だけ見たことのある8cmのシングルDVDかな。

追記:(3月20日)

Goodiesさんからのメールによると、DVDは各アーティストのだいたい20分前後の映像を収録するほか、EMIの映像作品サンプラーになっているようです。

▲UP3月17日

Classical Video Raritiesの新譜

Classical Video Raritiesにカラヤン関連の新譜2点が追加されています。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のドキュメンタリは、何となくあまり期待できないのではないかと思っているのですが、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の方は面白そうですね。
《新世界》(71年8月15日)の映像だったりするのかしら。
単なる表記のミスだったら泣きますが。

早速注文してみました。
今月中には届くでしょうか。

▲UP3月16日

写真と肖像

写真集にとっても惹かれてしまう方が多いようなので(w、久しぶりにリンク集でもやってみましょう。

Corbis

『憧れのデニス・ブレイン』の夢中人さんに教えていただいた報道用写真の販売サイトです。

あくまで報道写真なので、karajanでの検索結果は、本人よりも夫人やイサベルの方が多いです。
しかし観たことのない構図の写真もあり、なかなか興味深いですね。

いくらくらいするものなのかわかりませんが、購入できます。
買ってしまえば、以前の私のように、いつクレームが来て削除する羽目になるかビクビクしながら日を送ることもないので、サイト管理者さんにはお奨めです(w。

Mezzo-Forte.com

Googlekarajanで検索すると、現在スポンサーとして1番上に出てくるMezzo-Forte.comというサイトは、商品数が少ない割に、アーティストのページというのがあり、生没年程度の簡単な紹介と、ギャラリーが掲載されています。

KARAJAN Herbert von

わざわざJavaのランタイムを入れさせておいて、これかよ、と怒鳴りたいところですが、6枚目の写真がわかりません。
コクトー?

ついでですが、このサイトの不思議なところは、ミュージシャンを対象としてkarajanで検索すると器楽奏者としてカラヤンの曾祖父が出てくることです。

KARAJAN Theodor Georg von

でもお兄さんは出てこなかったりする。

肖像画

最後は肖像画やイラストたちです。

そうえいばいま想い出しましたが、エリエッテ夫人は画家ですよね。
「公式」肖像画の1枚くらいあっても良さそうなものですが。

以上、カラヤンの写真と全然似ていない肖像画の特集でした。
好評であればまたネタを仕込んでおきます。

▲UP3月14日

SWEET DREAMS

ARTHAUSから発売されている映像作品『black & white』を観てみました。
この作品集のなかのひとつ「SWEET DREAMS」には、カラヤンのウェーベルン:管弦楽のための6つの小品が使用されています。

振りつけはイリ・キリアン。
6つの作品からなるバレエ映像連作集です。
音楽をバックに、バレエと呼ぶにはちょっと現代的すぎるような舞踊が展開されます。
カラヤン以外ではクレーメル等の録音も使用されています。
楽曲はウェーベルンの他に、ライヒ、モーツァルト、J・S・バッハ。

カラヤンのウェーベルン:管弦楽のための6つの小品が使用されているのは、先ほども書いたように第4作の「SWEET DREAMS」という作品です。
音楽に合わせた15分の映像。

バレエについて、いささかの知識も興味ないため、作品内容を詳しく説明することができません。
観る前から気乗りしなかったのですが、観たあとはいよいよ、もう1度観るには相当の気合いを入れなければならない、という気になりました。

特別カラヤンの録音に刺激を受けて作ったわけではないでしょうし、この作品のためにカラヤンが録音し直したわけでもありません。
制作は1990年ですから、生前のカラヤンが自分の録音の使用を知っていたかどうかは、微妙なところです。

Othersに追加しました。

ところでこのDVD、私は英Amazonで買いましたが、PAL版です。
日Amazonでもジャケットの違う輸入盤を扱っていますが、そちらはNTSCではあるものの、リージョンが違います。
どうやら日本版は出ていないようです。

ARTHAUSのDVDといえば、一昨年にやはりPAL版が発売された『Herbert von Karajan 1908-1989 A Portrait』がずっと気になっているのですが、相変わらず日本版は出ていませんね。
今年は没後15年のせいか、初出や初正規が年始めから相次いでいますので、ついでに出てくれないものでしょうか。

メンテナンスのお知らせ

サーバ・メンテナンスにより、3月15日(月)06:00〜09:00のあいだ、当サイトをご覧いただくことができなくなります。
ご了承下さい。

▲UP3月12日

《舞踊の聖化》と《春の祭典》

Palexaというレーベルから、ベートーヴェン:交響曲第7番(78年1月28日)とストラヴィンスキー:春の祭典(78年8月31日)という不思議な組み合わせのライヴ音源正規発売がアナウンスされています。

Beethoven: Symphony no 7, Stravinsky: The Rite of the Spring / Karajan, BPO (rec 1978 Live)
@TOWER.JP内)

ベートーヴェン:交響曲第7番は、この日の前半のシベリウスともども、CD-R盤で発売されていました。
《春の祭典》の方、4日前のザルツブルグ音楽祭の音源はやはりCD-R盤で発売済みでしたが、この日のルツェルン音楽祭音源は初出です。

しっかしどうして2日分をばらして売るんだろう……

まだLiveは更新していません。

▲UP3月9日

DG盤《天地創造》(65年8月29日)のジャケット

5月発売予定の《天地創造》(65年8月29日)を収録するDGのCD、474 955-2のジャケットがようやく上がっています。

HAYDN Die Schöfung Karajan

これを見ると、ヴンダーリヒのファンを強く意識しているようですね。
しかし調べたところ、今年は生年・没年とも、特別ヴンダーリヒにとって区切りのいい年ではないようです。
66年のスタジオ盤はヴンダーリヒ最後の録音となったため、ファンはこれを聴いては涙を流す、という話を聞いたことがあります。
今回の音源はそれより1年前だし、ううむ、相変わらずどうしてこの時期にDGがわざわざこれを発売するのか、いまひとつ納得がいきません。


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