| No.306 | 投稿日時: | 2001/12/20(木) 01:05 <↑親記事:No.304> |
| 投稿者: | papy <E-Mail> |
私が理想とする音楽批評家とは、客観的に物事を分析し、その長所と短所を明確に整理して解説することができ、褒めるべきところは褒め、批判すべきところは批判するという、バランス感覚のある人だと思っています。
一方的に自分の好みを述べるだけであれば、それは評論家とは言えません。単なる音楽愛好家の域を出ていないと思います。果たさねばならないはずのレコード文化の発展に全く寄与していないと思います。学問の世界においては、通説とされる学説に対し、独自の見解を述べる場合、通説の長所とそれに対する短所をきちんと整理した上で、自分の意見を述べます。音楽も人文社会科学の分野に属するものであり、評論家と称する先生方も、もう少し学術的な理論構成でもって音楽批評を展開して欲しいものです。本来、レコ芸誌の先生方に与えられた使命というのは、レコードが貴重品であった時代に、消費者がレコードを購入する際の参考になればという社会的要請があったはずです。新譜CDは今でも高価であり、手当たり次第に購入できるものではありません。CDを選ぶ上で、どのような読者が読んでも参考になるような公平な批評を書いて欲しいものです。