| No.1184 | 投稿日時: | 2004/01/06(火) 02:13 <↑親記事:No.1183> |
| 投稿者: | 都志見 |
私は件の演奏のLPについて、独STEREO箱、独SQバラ、英STEREO箱、英SQバラ(4番欠)、仏STEREO箱、米STEREOバラ(6番欠)、日STEREOバラ、と集めた大馬鹿者です。
音については後日として、周辺事情について。
これのオリジナルはSTEREO箱です(独:1C 195 02305〜7、英:SLS 833、日:EAA90021〜3)。最初に出たのはおそらく独でしょうが、日だった可能性もあります。独ELECTROLAの番号付けでは「1C」の次が0だと1枚物、1だと組物(ちなみに2はカセットテープです)ですので、1C 065 で始まるセット物はありません。よって「全軌跡」などに載っている 1C 065 02305〜7 Q という番号の箱は存在しないと思います。
箱が出て少し後に分売されたようですが、(独英では)3曲同時ではなく、6→5→4の順にそれぞれ間をおいて出したようです。独ではSQのみ(1C 065 02305,6,7 Q)、英ではSTEREOとSQを共に出し始めたようなのですが、英のSQは出た形跡がありません(STEREO:ASD 2814,5,6、SQはその頭に「Q4」が付く)。日の分売はまずSQで6(EAY 80001)→5(EAY 80012)と来て4のSQは日もなし。その後「エンジェル ベスト 100」シリーズに含まれる形で3曲をSTEREOで(EAA 136,141,146)。独ではさらに後にSQの箱(1C 197 02305〜7 Q)も出したようです(表紙の絵は上記初出箱と違う)。
ちなみに、この6番がカラヤン最初のSQ盤です。SQというのは録音の方式ではなく、LPの1本の溝に4つのチャンネルを入れる方式のことで、技術発表がなされたのが1971年9月だそうです。よって、それより前の録音でもマルチトラックのソースが残っていれば後からSQ化することはできます。EMIは1960年代終わりには8トラックのレコーダーを採用したようです。ぞれでカラヤンのSQで録音時期のもっとも古いものは「フィデリオ」全曲盤から抜き出した序曲となります。
とりあえず今日はここまで。参考文献は省略。