| No.1365 | 投稿日時: | 2004/07/20(火) 01:03 <親記事> |
| 投稿者: | 都志見 |
このことは今まで指摘されたことはないと思いますし、私自身最近になって気付いたのですが、唯一の録音の「アヴェ ヴェルム コルプス」のオーケストラ部分は真正ステレオ録音のようです。
SAX2389におけるこの曲は、モノラル録音と言われているのに中央に定位しないのは前から感じていましたが、それはカッティングのせいだと思っていました(この前のK525も左に寄っている)。しかし、改めてじっくり聴いてみると、第2ヴァイオリンが中央左寄りから、ヴィオラが右側から聴こえます(バスは合唱と同じく中央から)。疑似ステレオでここまで明確な分離を得ることは不可能(当時ならなおさら)ですし、カッティングの問題だとしても同様ですから、真正ステレオであると結論付けざるを得ません。
そうなると、何でオーケストラだけステレオ? とか、同時に録音されたベートーヴェンの9番もステレオ テイクがあるのか? とか、ほんとにベートーヴェンと同時期の録音なのか? とか、謎はふくらんでいきます....。
| No.1367 | 投稿日時: | 2004/07/21(水) 12:55 <↑親記事:No.1365> |
| 投稿者: | K <E-Mail> |
こんにちは、
幸い、手許にSAXの板起こしCDがありますので、66062と合わせて、ヘッドフォンで朝から繰り返し聴いてみました。
合唱が入っているところは、正直よくわかりません。
もっとも顕著なのは18〜21小節の間奏の部分でしょうか。
高低のバランスを変えているのではなく、左右ではっきり別の楽器ですね。
66062の方は、SAXでは左に重心だった8小節目の第一ヴァイオリンが左右に割れています。
SAXで顕著だった18〜21小節も同様です。
ただ66062について、私の貧弱な再生装置にも問題があるのかも知れません。
> そうなると、何でオーケストラだけステレオ? とか、同時に録音されたベートーヴェンの9番もステレオ テイクがあるのか? とか、ほんとにベートーヴェンと同時期の録音なのか? とか、謎はふくらんでいきます....。
夢がふくらんでゆきます(w。
55年7月のウィーンでのセッションは、同地で演奏会が行われていないことから、録音のためだけに出掛けていったはずです。
しかも明らかに楽友協会目当てですね。
本体のベートーヴェンには翌29日までセッションがあったのに、いくら時間が余りそうだとはいえ、ついでの《アヴェ・ヴェルム・コルプス》を先に録ってしまうというのは、多少不自然ではあります。
あるいは楽友協会は28・29日の2日間しかいなかったのかも知れませんが(24・25日で第1〜3楽章を録音)。
このセッションのスケジュールではフィルハーモニアより大事だった楽友協会と、とりあえず合唱のみを録音、あとからステレオ期にオーケストラとだけ録り直すなんてことはあったのでしょうか。
正確な日づけ・解説入りで、CD化でもされれば良いのですが、EMIでは両方望めそうもありません。
あるいはEMIがいつまで経ってもCD化しないのは、このあたりに事情があるのでしょうか。
| No.1369 | 投稿日時: | 2004/07/21(水) 17:30 <↑親記事:No.1365> |
| 投稿者: | デニス・ブレイン夢中人 <URL> |
> ベートーヴェンの9番もステレオ テイクがあるのか?
ペティット著山田さん訳のデニス・ブレインの伝記「奇跡のホルン」 231ページに「…(フィルハーモニアとカラヤンの第九は)ステレオで録音された最初期のものであったが、結局モノラルでしか発売されなかった」とあります。すでにEMIは同じ年の2月からステレオ録音を開始(社内的には実験と呼ばれていました)していた訳ですからこの不成功は本当に残念です。
| No.1370 | 投稿日時: | 2004/07/22(木) 11:17 <↑親記事:No.1369> |
| 投稿者: | K <E-Mail> |
おはようございます、
> ペティット著山田さん訳のデニス・ブレインの伝記「奇跡のホルン」 231ページに「…(フィルハーモニアとカラヤンの第九は)ステレオで録音された最初期のものであったが、結局モノラルでしか発売されなかった」とあります。
そうなのですか。
この本は読んだことがなく、また別のところで聞いたこともありませんでしたから、全く初耳でした。
ありがとうございます。
> すでにEMIは同じ年の2月からステレオ録音を開始(社内的には実験と呼ばれていました)していた訳ですからこの不成功は本当に残念です。
初出9番とのカップリングだった8番は、9番より数ヶ月前の録音ですが、充分聴くに堪えられるステレオでの発売があります。
このレヴェルで9番にもテープが残っていれば大いに楽しみです。
未CD化の《アヴェ・ヴェルム・コルプス》と一緒に発売、なんて嬉しいことは起きないものでしょうか。